台風が来た実感が全く無く梅雨が明けました。
既に熱中症のニュースを見かけますが去年のような暑さにならない事を祈るばかり

再入庫になったI様 62G
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いつ見てもピカピカ

ピットに出入りする色んな業者に「凄い綺麗な60だね」と言われる


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入庫の原因はナックルのナットにオイルのような液体が雫になる為
オーナーさんがこまめに拭いているので写真には分からない

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二つ目はトランスファーのオイル漏れ
これも写真では分からないが少しずつケースにオイルの雫が、、、

本当に申し訳ございません。
責任を持って対応させていただきます。

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ナックルから検証
漏れてくる液体はモリブデンの色は無く透明に近いオイルのような物
ナックルケースとスピンドルのあわせ面にはオイル分は全く見られない

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バックプレート側のナット2個が濡れているようです

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デフオイルは問題無し

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ケースのプラグを開けて

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内部のグリスを確認するも異常無し

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ナット及びスタッドボルトどちらにも緩みはありませんでした。

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ベアリングキャップを外して中を覗いてみましたが特に気になる点は無し

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ネジ山を伝って漏れ来たのかな?

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取り合えず洗浄し直し

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ナックル側も拭き取り

分解しても明確な原因は分かりませんでしたが、予想だとグリスから分離した油分がネジ山を伝って漏れてしまったのかな?と思います。
ブログに上げている通りスタッドボルトのネジ山にはパーマテックスの高強度タイプのネジロックを塗っていますが、オイルのシール剤に重きを置きドライブジョイのアドへシブ1324を塗って組みなおしてみようと思っています。

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手持ちは1344Hしかなかったので注文

次はトランスファー
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修理書を新しく印刷して

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ケースのボルトが規定トルクで締まっていることを確認したのち分解

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まさかこんな短期間でまた君に会うとは思っていなかったよ!(笑)

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分解

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シール材を塗っているボルトはどれもしっかりシール材が聞いている感触でした

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ネジ山清掃

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ケースの各合わせ面も清掃し直し

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オーナーさんの要望によりガスケットに薄く液体ガスケットを塗って組みなおすことに

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薄く塗り広げる

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磨いたボルトにいつもより気持ち多めにシール剤を塗って

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漏れないで下さい!と祈るような気持ちで組み直し

分解していく最中にこれ!と言った原因は見つけられませんでした。
可能性としては前回組んだ時のシール剤が少なかったか、
純正の規定トルクでは少し締め付けが緩いのか

うーん、今後少し気を使って作業しなければいけないポイントになりました。

この作業はほぼリアルタイムでまだ作業終了しておりませんが、時間をかけて点検しなおしておりますので、
もう少々お時間下さい!
ご迷惑をお掛けして誠に申し訳ございませんが、よろしくお願いいたします。

明日は、営業マンの都合に振り回され神奈川の湘南の陸運局に新車を登録納車しに1日お出かけです。

お疲れ様です。